異なるサイズのダイスを通る抵抗線に、ストレスをかけず均等に作り上げるには卓越した技術力を擁します。
そのため、伸線機の中でかかるトルクや、巻取り線が伸びていくことで異なる距離を考慮して調整しています。
大きさが異なるスプールで巻取り、均等な張りを保ち抵抗線は製造されています。
ダイヤモンドダイス研磨とは、伸線加工で細線形状にするためのダイヤモンドダイスを研磨加工する工程です。
研磨したダイヤモンドダイスの穴の精度は、非常に精密で1/1,000~5/10,000mmにもなります。
母線も自社で1/1,000mm単位で伸線した材料を使用することで、より精密な加工を行っています。
カテーテルに使用される平帯や電子管用、抵抗材や電熱ヒーター用等種々な用途で利用されています。
このような環境になるため、金属線を酸化させないように各パイプ内に酸化還元ガスを送り込みガスの雰囲気での走行焼鈍を行っています。
走行焼鈍は、製品品質を安定させることを目的としています。
細線・極細線と呼ばれる非常に細いワイヤーでは、ボビントラバース式巻取り装置にて均一な巻取りも実現させています。
電気炉内を、一定線速、一定張力で巻出し装置と巻取り装置をダンサー制御することで、巻始めから巻き終わりまで安定した状態で走行させています。
熟練の職人によるスパイラル加工により、機械だけでは行えない小ロット製造にも対応しています。 また、リードについても、長さや向き、センター出しなど複数の形状に対応が可能です。
細線・極細線ではボビントラバース式巻取り装置を使用しています。
一定線速・一定張力・巻ピッチの管理を装置に記録し、呼び出し鋼種・線径毎に常に一定のコンディションにて巻取りを行っています。
自社独自開発のコンピュータ抵抗検査管理システムによる各ボビン毎の全数検査管理を実施しています。
お客様毎に異なる特殊な仕様もコンピュータに記録し測定器からデータを読み込み、設定された条件を自動判定することが可能です。